おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨晩(5月23日)は、心の養生のためにカミさんとサントリーホールに行きました。
ウィーンの名門<トーンキュンストラー管弦楽団>音楽監督に就任した佐渡裕さん による同楽団のお披露目公演でした。
ステージに向かって右側の2階RC席からの眺望はよかったです。
曲目は次のとおり。
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲 二長調 作品61
(ヴァイオリン:レイ・チェン)
R.シュトラウス:
交響詩「英雄の生涯」作品40
その他、アンコール3曲。
佐渡さんは、開演前に熊本地震の義援金を呼びかけ、演奏が終わってから、義援金を支払う人一人ひとりと握手を交わしていました。

もちろん私たち夫婦も握手してきましたよ。
さて、昨日はまたアドラー心理学が「あさイチ」で取り上げたりしたことが話題になっていました。
今日は、「おはよう日本」でも特集。
ところで、もう1つのアドラー心理学の話題。

『週刊 ポスト』(6月3日号、5月23日発売)の「本は事件だ 重版出来」に
大ブーム継続中!嫌われる勇気「アドラーの孫娘は”魔女”になっていた
と書かれていました。

厳密に言うと、「魔女研究家」が正しいのですが、取材を受け、文章をチェックした私は、本文だけで見出しのチェックはさせてもらっていませんでした。
ただ、本文には、次のように書かれています。
(アドラー)の孫娘の経歴が興味深い。ニューヨークでラジオ局のレポーターとして活躍していた一方、自然崇拝の一種である「魔女術(ウィッカ)」に傾倒していたというのだ。
米紙ニューヨーク・タイムズは彼女の生活ぶりを本人インタビューを交えながら報じた記事で「レポーターであり魔女」と紹介している(91年10月31日付)。
「魔女」というと怪しげに聞こえるが、欧米ではよく知られた新宗教の一種で、季節ごとに自然の恵みに感謝する儀式を行なう。
2014年にマーゴット氏が亡くなった際の訃報などでは、彼女は20代後半から魔女術に傾倒し、魔女術について複数の著作を残していたとある。
アドラー本を「孫の教育に役に立てようつ」と思って読んでいた人には、結構びっくりな話?

(マゴット・アドラー、1946~2014)
ところで、ウィッカ Wicca とは、欧州古代の多神教的信仰、特に女神崇拝を復活させたとする新宗教で、古代の風習にその源流を持つと信じられている信仰と儀式にもとづき、宗教の一種というよりは自然や自然現象と霊的基礎を共有していると見なすほうが正しいようです。
ウィッカ信者は、崇拝のために石造りの寺院や教会を建てることもなく、儀式を広い野外で行うようです。
カール・グスタフ・ユングも一時期ウィッカを研究していたとして知られ、ユングとアドラーの孫にこんな共通点があったというのも驚きです。
<お目休めコーナー>5月の花(24)
