おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
この土日は、家にこもって勉強をしていました。
メインは「経営戦略」でした。
私自身は、外資系企業に勤務していたときは6年半ほど「経営戦略」を担当していました。
また、中小企業診断士としても「経営戦略」を勉強していましたが、研修講師としてはこの分野を避けていました。
今後は、新しい装いをもとに「経営戦略」を研修レパートリーに加えるつもりです。
もちろん、ヒューマン・ギルドの経営にも採り入れます。
日曜日の夜になると、選挙のためのある候補者(大臣経験者、テレビでも有名)が家の近くまで車の助手席に乗ってきたので、思わず手を振ったりガッツポーズをしたりしました。
この政党を支持していないのですが、個人的にはこの候補者に応援したい気持ちです。
さて、風呂の中で河合 隼雄の『「人生学」ことはじめ』(講談社)を読んでいたら、こんな文章に出合いました。
|  | 「人生学」ことはじめ (講談社ニューハードカバー) | 
| 河合 隼雄 | |
| 講談社 | 
最近の心理学の研究では、自立と依存が反対概念ではないことが明確にされつつある。
自立というのは、まったく依存しないこと ― そんなことは不可能だ ― ではなく、依存すべきときに依存して、それにふさわしい感謝の気持ちを持つことなのである。
私は思わず、風呂の中で膝を打ちました(お湯がはねました)。
そうです。自立は孤立とは異なり、協力(別名:相互依存)できる能力を持ち合わせた人の資質なのです。
対人関係が円満に取れる人が「一人でいられる能力」(ability to be alone、ウィニコット)を発揮することが自立なのです。
依存を排除する傾向は、やがては孤立に向かいます。
これからも感謝の気持ちを忘れないで、依存しようっと。
カミさん、朝ご飯まーだ?
<お目休めコーナー> 12月の通りがかりで(4)
 
