おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
今までとは少々異質なことを書きます。経営のことです。
私は、一昨年の11月から茨城県のある中堅スーパーの、「自己変革を通じて会社変革」をスローガンとする、経営理念を全社に浸透するお手伝いをしています。
中小企業診断士としての経営コンサルタントの仕事も兼ねています。
昨日(4月15日)は、そのための幹部研修を担当するために出張しました。
内容は、連続する研修の総決算としての
勇気づけのコミュニケーション
でした。
半分は、ケースごとの勇気づけの対応でした。
その会社の社長は、会社の変革に本気で取り組み、3月3日から50を超えるグループの400人以上の社員(パートを含む)と「社長グループ・ミーティング」と称した面談を行いつつあります。
私は、社長から「社長グループ・ミーティング」のための注意事項のアドバイスを求められ、次の助言をしました。
①約束事(ルール) 開催にあたって次のルールを徹底しておくのがいいかと思います。
1)誰もが1回は発言機会を(傍観者がいてはならない)。特定の人のみが発言することがないように。
2)発言内容をもとに人事上の制裁を加えることはない。
3)不満・愚痴ではなく、○○○○社の理念に基づき、会社の変革につながる率直な発言を(ただ、行きがかり上、不満・愚痴が出るのは許容する)
②構成員 経営側は、社長お1人だけでなく、取締役を1名、さらに書記役を1名同席させるのが望ましいと思います。
③事後処理 聞きっぱなしでなく、後日対象グループごとにまとめを作り、社長のお考えを加えて、参加者に配布するのが社長の本気度が伝わり、望ましいです。
社長グループミーティングは、社長の真剣さは間違いなく伝わります。ただ、社長がおっしゃたこと、約束したことが履行されないと不満の種になりますので、くれぐれもご注意願います。
社長は、私の助言どおりに実践し、各グループに1時間から1時間半の時間をかけて進め、確かな手応えを得ました。
「こんなこともやっているのだ」という、私の別の顔も紹介しました。
私の勇気づけは、個人だけでなく会社の勇気づけも行っているのです。
<お目休めコーナー> 上野駅で

