アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ

アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。

質問力がつく本:『ビジネスで一番大切なしつもん』

おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(11月20日)は、二子玉川にある企業で6人の方のマネジメント・カウンセリングを行ってきました。

私の編著のアドラー心理学によるマネジメント・カウンセリング入門』(アルテ、1,800円+税)では、「マネジメント・カウンセリング」を次のように定義しています。

アドラー心理学によるマネジメント・
カウンセリング入門―
人と組織にいかに活力を与えられるのか
岩井 俊憲,マネジメントカウンセリング研究会
アルテ

「マネジメント・カウンセリングとは、主に企業の経営者および管理者が直面している問題の解決や将来の機会開発のために、カウンセリング・アプローチによって気づきを促し、意思決定を支援する協力関係である」

二子玉川を後にするときは、クリスマスツリーがそびえて見えました。

さて、カウンセラー・トレーニングをしていて、実習でよくお目にかかるのは、次の質問のタイプです。

(1)自分の聞きたいことだけを質問する。

(2)あらかじめいくつかの質問を準備して臨んでいる。

(3)話の流れと関係のない質問を発する。

(4)前置きの長い話の後に質問する。

(5)質問のつもりでありながら助言を意図した質問(早いタイミングで)をする。

カウンセラーを志す人だけでなく、相手とのコミュニケーションがよくなり、自分と相手の思考と行動のパターンを変えるのに有効な質問を著者は「しつもん」と平仮名表記し、対人関係だけでなくビジネスにも役立つように書かれた本が『ビジネスで一番大切なしつもん』(松田充弘著、日経BP社、1,400円+税)です。

ビジネスで一番大切なしつもん
松田充弘
日経BP

「しつもん」は、自分の中にある答えにあなたを導いてくれ、さらには相手のための問いだとし、自分のための質問=「疑問」「尋問」と区別し、関係性を深めていくポイントを「勇気づけ」だとし、クイズ形式の「しつもんドリル」で理解度をチェックしながら、しつもん力が基礎からじっくり身に付くように構成されている本です。

基礎編から実践編に入るうちにしつもん力が高まり、「営業力を劇的にアップさせる『7つの法則』」では、営業だけでなく、生き方の法則が身につき、「魔法の質問マンダラチャート」でより成果を挙げられるメソッドを修得できます。

私にとっては、カウンセリングで質問力をつけるための恰好のテキストです。

<お目休めコーナー>11月の花(20)

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